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韓国経済は輸出の拡大をベースにNIES(新興工業経済群)の雄といわれるまでの高度成長を遂げてきました。ここ数年は内需が急拡大し、1991年の国民総生産(GNP)は約2800億ドル、1人当たりGNPは約6500ドルに達しています。ただ、これまで低価格を売り物にしていた軽工業製品が賃金の上昇で国際競争力の低下を招くなど、韓国経済が踊り場に差しかかっているといえるでしょう。韓国経済は60年代から70年代にかけ、「漢江の奇跡」と呼ばれる経済発展を成し遂げました。朴正煕大統領の指導の下、海外からの技術導入をテコに輸出産業を育成することに成功したからです。国策企業として浦項総合製鉄などを設立する一方、現代、三星、ラッキー金星などの財閥を育てました。特に繊維、履物、玩具や造船、あるいは海外での建設工事などどちらかというと労働集約的な産業が外貨の獲得に貢献しました。良質で安い韓国の労働力が生かされたためです。